ストレルカの記録場

軍事や宇宙開発、医療の話題。

新原付と中型免許と既得権益

2025年頃に「新原付」として125ccが原付扱いとなる云々の話題が出ている。その具体的な話が報道で聞こえてきた今、一部の人がガッカリしているそうだ。恐らくその人たちは、この国のルールは基本的に既得権益を守る様に作られている事を忘れていたのだろう。2017年(平成29年)の中型免許の改正で、改正施工前に普通免許を取得していた人の権利は守られる措置があったのを覚えているだろうか。それを思い出せば新原付と制度が変わった場合に、今まで125ccの原付2種に乗っていた人の既得権益を守る方向に動くのは当然である。

 

まだ検討段階だが、つまるところ原付(1種)の50cc・30km/h制限・2段階右折は、新原付の125cc・30km/h制限・2段階右折に変わる模様である。これは既存の原付(2種)の125cc・60km/hの既得権益を守るためにあると思われる。

 

つまりエンジン性能に興味のない人間にとっては今まで通りの「原付」の認識で変わらない案件である。再度言うが、これはまだ検討段階なので、確証はない話ではある。

 

国が定める系の他の業界の制度も同様で既得権益を守り、公平にルールが運用される。(私が唯一知っている例外?は、1980年(昭和55年)の医師の専門医制度がある。新しく専門医という枠組みが出来る際、既に専門医の様に働いていた既存の医師も試験を受ける必要があったが免除された。)