ストレルカの記録場

軍事や宇宙開発、医療の話題。

未来の騒動を予想してみた23年11月版

「宇宙と軍事と医療」の知識を少し知ってるので、それを元に2030年2050年における日本の未来や騒動を予想していく。根拠もまとめて記載する。(2023年11月初旬に記載)

宇宙分野

2024年、日本、準天頂衛星(日本版のGPS衛星)が7機体制で運用される。これにより米軍が保有するGPS衛星がなくても、日本単独で日本〜豪付近での位置情報が把握できる。位置情報はドローン輸送や自動運転、船や飛行機の航行や軍事用のミサイルなどに利用され経済行動や軍事行動に絶大な影響を及ぼす。(これで米軍に位置情報という命を握られなくなった。)

 

その結果1→2025年より全国で自動運転が開始。ドローン配達も開始。

その結果2→2025年より米国製トマホーク、2026年より日本製長距離ミサイル配備。

 

懸念点として、人工衛星を宇宙へ運ぶ新型の衛星H3ロケットイプシロンロケットの開発が予定より遅れている事。現状ではH3で打ち上げる予定の人工衛星を、既存のH-ll Aロケットで打ち上げるしかないが開発や予算などでゴタゴタになると予定が遅れる可能性がある。

 

その他の宇宙の出来事。

2023年〜24年、元ZOZO社長の前澤さんが月に行く。(月に降りない弾道飛行。)

2025年、アルティミス計画(1972年を最後に50年以上行ってなかった月へ人が降り立つ。)

2028年、ゲートウェイ計画(月の周りに宇宙ステーションを作成して拠点にする。)

2030年、現在の国際宇宙ステーションが廃棄処分。ロシア次第で2028年の可能性あり。

2030年代、火星へ人を送り込む計画。月面基地の建設。(ロシア&中国、米国&諸国)

→正直、イーロンマスクが開発中のスターシップが完成しない限り月にはいけない&昨今は戦争など情勢が不安定という事もあり、2025年以降の計画は無限に遅れる可能性がある。

 

現状では夢物語だが、2025年〜2050年に日本の大林組宇宙エレベーターを建設する構想がある。この話は、都市伝説芸人の関暁夫も書籍でネタにしている。

 

軍事関連

はじめに、軍事に簡単に詳しくなるには防衛省がHPで無料でPDFを公開している「防衛白書」を読む事だ。YouTubeに大量にある、低俗な日本スゲー動画を見るのは時間の無駄だ。

 

核兵器の国際関係

相互確証破壊】簡単に説明すればアメリカとロシアの関係を意味する。アメリカがロシアに先制核攻撃してロシアの全土を焼き払っても、ロシアはアメリカにやり返す能力がある。逆も然り。この能力を持ってる事でアメリカとロシアは、お互いに本気で戦争できない。長年、ロシアとアメリカだけの関係だったが、2030年ごろには中国も相互確証破壊能力を持つ。

 

その結果→2030年ごろになると、米国・ロシア・中国は本気で戦争できない関係になる。日本周辺では台湾や朝鮮半島で中国やロシアが攻めてきても、アメリカは本気を出せない。今のウクライナの様に泥沼で長い戦いを強いられる。

 

台湾有事

中国が本気で台湾に軍事侵攻する能力を持つのは2025年〜2027年ごろ。(その予想の裏をかいてそれ以前に台湾有事が起こる可能性もある。直接は侵攻しない非軍事的な方法で。)

 

中国にとって軍事進行で問題になるのは大量の陸上戦力を、中国から180km離れた台湾に輸送する能力が現状ではない事だ。一度なら輸送するのは可能だが、日本と米国が参戦した場合に輸送を妨害され長続きしない。戦略研究所(CSIS)のシミュレーションでは台湾有事に現状で負ける場合は日本が米軍基地の利用含めて参戦しない場合のみだが米国も甚大な被害を被る結果が出ている。その結果から米国が参戦を渋る可能性もあり、そうなれば最悪の結果になる。

 

【中国軍のここがすごい!】中国には射程1500kmの大量のミサイルを保有している。故に戦争中に中国近海や沖縄の海や基地はミサイルが大量に飛来する。日本の本州もほぼ全域が射程に収まっているので、戦争が始まれば被害がなくても確実に脅される。ミサイルの精度が高いので、港に停泊する軍艦の弾薬庫の真上や、発電所などの施設の弱点となる場所をピンポイントで攻撃する事ができる。(北朝鮮のミサイルは誤差500mとかなので、その誤差を補う為に核兵器化学兵器をミサイルにつけて飛ばしてくる可能性がある)

 

補足:中国が保有するミサイルは2000〜3000発とされている。なお現在のロシアは3000発以上のミサイルをウクライナに発射している。(位置情報を伝えるロシアの人工衛星が不調でミサイルの精度が悪いとされてるが、それでも3000発の攻撃に耐えるウクライナすごい)

 

【中国に台湾が取られた場合の問題点】

(1)日本に向かう多くの輸送船が台湾とフィリピンの間を通る。使えなくなった場合はインドネシアから迂回する必要があり、輸送費が跳ね上がり経済的に日本は死ぬ。

(2)中国が太平洋へ出やすくなり太平洋側から中国の軍艦が日本に威圧できる。台湾を迂回した輸送船も危険に晒される。アメリカがグアムやハワイまで撤退する可能性も出てくる。

(3)覗かれる。台湾近海は海底ケーブルの集積地であり、ネット通信の情報を盗まれやすくなるし、台湾は富士山より高い山を有しているので、レーダー施設として利用される。

(4)台湾は世界有数の半導体メーカーがあり奪われれば産業と軍事で中国にリードされる。だが材料や製造機器などは日本や韓国の影響範囲もあるので、完全に失う訳ではない。

 

【日本の対応】

日本は2026年に向け防衛費倍増、2030年に向けて各種装備を拡充する。ただ存在する軍隊から、使える軍隊に自衛隊は変わる。2030年までは移行期である。秋田・山口で建設反対にあったミサイル防衛のイージスアショア(防衛省の対応も不味かった)も2027年以降に船が完成する。2025年から2030年までに九州から沖縄に長距離ミサイルが配備される。

 

国はどう衰退するか

この先の人口がどうなるかを知れば未来が見える。今栄えているどの国も、若者が減り高齢者が増える。移民を入れ労働力を確保する国がいるが時間稼ぎにしかならない。日本は2040年には地方財政が維持できるか不安になるレベルになる。韓国は2060年代には日本より人口問題が悪化する。中国は現在人口のピーク、インドは2030年頃にピークを迎え減少する。これから人口が増えて、それによる経済的メリットを得るのはインドとアフリカだ。

 

中国の場合は人口減少スピードが一人っ子政策の影響で他国と比べられない。人口の規模も桁違いだ。また、高齢者への社会保障制度や寿命なども考慮しないといけないし、集計され公開されたデータが本当かも疑わないといけない国なので個人で予測はできないと判断する。概ね中国はこれから下り坂だが本当に衰退するのは2050年〜2100年の話で日本より後である。

 

日本は移民とは言葉にしていないが技能実習生や留学生という身分で労働力を確保している。コンビニの店員の国籍や人種を思い出して欲しい。日本のチャンスとしては、世界各国より高齢化が一足早くに収束するので2050年〜2100年の時代に巻き返せる可能性がある事。

 

電力は中東の石油に依存するが核融合発電が2025年〜2035年に開発される予定。2040年以降には実際に動いている事を私は願っている。そうすれば海水から無限に電力を確保できるので中東依存が減る。中東で戦争が起きても大きな問題にはならない。無限に電力がいるものといえばAIである。自動化やAIにより人口が居なくても産業ができる時代になれば、少ない人数で国を運営できるようになる。そう願っている。

 

内閣府が進めるムーンショット計画と核融合発電、それが実現するならば理想の世界が来るだろう。だが2050年までに日本は2つ問題がある。災害と戦争だ。

 

災害

九州〜静岡の間の太平洋側の地域は南海トラフのリスクがある。311後のアウターライズ地震も警戒されているが、311で隣接していた千葉沖や知床沖の太平洋側のプレートも警戒されてる。いつ発生してもおかしくないと言われているのは、東海地震、首都直下地震、富士山の噴火。

 

南海トラフは311より震源地域が違いので津波がすぐに到達する。和歌山県串本では揺れている間に津波が来る想定である。2040年頃の人口減少により地方の経営維持が厳しい時期にもし発生すれば、被害地域の復興は絶望的だろう。(私は切り捨てる所は切り捨てるべきと思う)

 

富士山噴火は唯一、噴火直前に警戒できる災害だが、火山灰が大量に首都圏に降る事で首都機能が麻痺する。防塵マスクなしに外は移動できないし病院は麻痺、発電、上下水道も被害が出る。火山灰は雪の様に処理はできないので、ゴミ袋に詰めて東京湾に埋めないといけない。復興にはかなりの時間がかかる。

 

首都直下は震源地に複数の想定があり、震源地次第で被害が決まる。大規模火災に注意。復興する余力があるかだが、首都なので全国から人と金をかき集めて復興するだろう。

 

余談として温暖化により台風が発達し、地下に埋設していない電線は切れる。停電が頻発する様になる。発電機も災害用具に加えるべきだろう。

 

戦争

2030年頃から核兵器関連の雲行きが怪しくなる。中国とアメリカが本気でやり合えない関係になれば日本はウクライナの二の舞にならぬ様に独自の核兵器保有する議論を必要とする。2030年〜2050年の間に核に変わる新型兵器が出ない&世界の他の国が核兵器をこぞって持ち始めた場合は日本も核保有国になるだろう。

 

日本・イギリス・イタリア・(スエーデン?)で開発中の最新鋭戦闘機は2025年に初飛行、2035年から配備、2050年の制空権確保をになう。2035年の戦闘機は周りにAI操縦の飛行機を携えているがまだ、人間が空を飛ぶ。完全自動化になるのは2050年とか、その時代だろう。

 

おそらくAIに命に関わる仕事を任せ始めるのは2050年前後じゃないかと思う。現行世代の高齢者がマイナンバーの手続きすら難儀する事を考えると日本は自動化までの繋ぎで移民を入れるのかも知れない不安がある。(文化や治安ー日本ぼブランドイメージが下がると思うので移民に私は否定的だが、実際、予想される労働力不足の程度を知らないので移民を否定できない)

 

マイナンバー関連

2024年秋にマイナンバーカードは保険証と一体化。2025年中にマイナンバーカードは運転免許証と一体化。公開情報ではマイナンバーは各省庁で、個別に運用される。省庁を跨いで検索はできないし、番号だけ漏洩してもできる事は限られる。

 

2025年中に、今までバラバラだった全国の行政の基幹システムがamazonクラウドに以降する。おそらく期限内に以降できずゴタゴタするだろうが2026年…2027年となれば落ち着くと思われる。2030年頃にはマイナンバーカードは今よりもっと市民に利益をもたらすと思う。

 

興味があればデジタル庁のホームページや、以前の総務省のホームページを閲覧するべきだ。マイナンバーカード反対派は大半は誰かの意見に操られてる。国の意見も聞いていないし、調べてないという事はそれだけ責任感もない。操り人形で無責任な社会の反逆者だ。

 

最後に

暗い未来を見せ、恐怖を掻き立てる方が視聴率や閲覧数が伸び金儲けができる。故に世間では暗い未来予想が多いが、それでも私たちは生きていく。前向きに日本を作っていこう。

 

ただ、全ての人が明日の社会の発展を望んでいない事も注意しないといけない。コロナ渦でも騒いでいたが反文明主義、反知性主義を掲げるような陰謀論に惑わされてはいけない。社会不安になれば多くの人が同様し、怪しい情報に飛びついてしまう。どんなに賢い人でも状況次第で詐欺にあう。戦争でも選挙でもSNSやメディアで世論工作が多く巧妙になり、AIにより大量にデマが作られる時代になっている。自分を持って、アナログの自分を大切にし、変な思想にならない様に気をつけてください。